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【オンラインで参加!】英語サロン・英会話サロンってなに?

英語を話す機会を増やしたいと思い、ネット検索して、英語サロンをいくつか見つけました。いずれも参加者の9割以上が日本人というサロンです。いきなりネイティブばかりのサロンに入るよりは落ち着いてそうなので、参加してみることにしました。

無料のもの有料のもの(価格帯は300円~1,000円以上とまちまち)があったので、それぞれ入ってみました。

今回のブログでは、僕が英語サロンに入ってみて感じたことファシリテーター(司会)を努めたときの内容などを紹介します。

オンラインで手軽に!英語サロン・英会話サロンとは

Photo by Chris Montgomery on Unsplash

現在はオンライン開催の英語サロンの方が圧倒的に多いですね。参加申込みをして、決められた時間にZOOMにログインします。支払方法はPayPalやPayPayが多い気がします。もちろんクレジットカード払いもOKのところは多いですね。

僕が参加しているサロンは、下記のような感じです。

英会話サロン(無料版)

  • 基本情報:週1回(平日・晩)、1時間30分オンライン(ZOOM)顔出しが義務付けられている
  • 参加者:高校生から定年退職層まで幅広い。50~60代以上が半数の印象。
    毎回だいたい30~40名が参加ほぼ日本人、外国人は1割程度)
  • ファシリテーターがいる(毎回交代制)
    いわゆる司会者。仕切りや場回しをする人ですね。ファシリテーターは事前に決定されており、ディスカッションのテーマを準備して、当日のレジメやプレゼンを作成します(これ、全部ボランティアです)。当日はファシリテーターは司会進行しながら、プレゼンを進め、適宜、テーマを出しつつディスカッションを促します。
  • テーマについて話し合う
    参加者は、司会が出すテーマに対してディスカッションを行います。ディスカッションはZOOMのブレイクアウトルームに分けられ、ペアまたは3名一組で行います。
  • 準備は?
    テーマが出てからブレイクアウトルームに分かれるまで、準備時間(2分間)が与えられます。その間に出されたテーマについて考え、英語で言えるように準備します!2分経過後、ZOOMのブレイクアウトルームへ。ペアまたは3名で6~9分間、テーマに対して英語ディスカッションを行います。
  • 英語力は?
    僕の印象では、参加者の英語レベルは英検3級から1級とまちまちです。ただ、皆さん、互助の考えが備わっていて、英語レベルの高い方がもう一方の方をリードしてあげるようにディスカッションが進められています。
  • 僕の感想
    無料なので気楽に入ることができ、色々な年齢や職業、バックグランドをお持ちの方と次々とお話しできるので、英語以外でも学ぶことが多い。分らない英語表現や単語が出来てきたときに、相手の方に日本語で聞くことができる(あまり頻繁だと引かれますが…)。
    一方、全員のブレイクアウトルームに先生が入ってくるわけではないので、自分でノートを取ったりしながら学ぶことが必要。ブレイクアウトルームでは2人または3人なので、長めに話している人がいると、自分の時間がなくなる。時間配分の気配りが必要になるときがある。

英会話サロン(有料版)

  • 基本情報:月1回(週末・午前)、1時間30分オンライン(ZOOM)
  • 参加者:30~40代。最大6名枠。
  • 先生は帰国子女
    日本語も英語も分かるので、いざという時に質問しやすい。でも、参加者はなるべく英語で質問をするように言われている。質問の仕方も含めて勉強になるため。
  • テーマについて話し合う
    直近では”The Best Photo of the Year” でした。参加者は今年一番の写真を紹介し、それについて説明スピーチを行います(3分間)。説明後は、先生や参加者から質問を受け、それに受け答えしていきます。実はここが一番学びになるところです。想定問答までは準備できますが、全く違う角度からの質問の場合は、まさに汗だくの即興英会話になります!
  • 準備は?
    参加時に次回のテーマが出されるので、それに向けて準備します。新規参加の場合は、入会時にテーマのアナウンスを受けます。
  • 英語力は?
    僕の印象では、参加者の英語レベルは英検2級以上。準備もされているため、質のいい英語に触れているという印象があります。
  • 僕の感想
    ブレイクアウトルームのない、全員一室制(最大6名枠)なので、2~3回で皆んな打ち解けることができます。和気あいあいとした雰囲気ですね。
    活きた表現や単語については、その都度、先生がZOOMのチャット欄に打ち込んでくれます。サロン後にそれをメール配信して頂けるため、サロン中は会話に集中することができ、且つ、サロン後は振り返りながら学ぶことができます。

英会話サロンについての説明は、ここまでになります。ネットで検索すればいくつもサロンが出てくるので、ご自分に合いそうなサロンを探してみてください。先生との相性や進行方法など、検討項目が出てくるかもしれませんが、これも「一期一会」と思い、色々トライしてみるのもいいかもしれません!

ここからは、英会話サロンで僕がファシリテーターとして務めたときのことについて書いています。

英会話サロンのファシリテーターやってみた!

僕の参加している、英会話サロン(参加費無料の方)では、先生は不在です。代わりに輪番制でファシリテーター(ボランティア)がテーマ決め、レジメ作り、司会を行います。立候補ベースでファシリテーターを募集していたので、お手伝いの気持ちから手を挙げたら、即決されちゃいました。

英語サロン当日までの準備


Photo by Miguel Henriques on Unsplash

僕のファシリ・デイまで1ヵ月半くらいあったので、まずは下記3項目を決めることにしました。

  • テーマを決める(広すぎず、狭すぎず。でも皆んなに共通のものって?)
  • 時間配分を決める(セッション自体は1時間程度。それをどう小間切りするか?)
  • 面白いネタを散りばめる(参加者をあきさせない工夫は?)

ここまで決まったら、あとは手と口を動かす作業ですね。

  • プレゼン資料作り(見やすいかな?)
  • リハーサル(時間配分、あきさせないための資料の切替え間隔など)

リハーサルで気を付けたこと

プレゼンテーションに限らず、仕事や私生活において、僕がいつも気に留めているフレーズがあります。それが「6P」

Prior Proper Preparation Prevents Poor Performance(しみったれたパフォーマンスを防止するための唯一の方法は、十分な事前準備なんだよ。分かるか、コージ)

10数年前にドイツ人のCEO(当時)から教えてもらいました。各単語の頭文字「P」をとって「6P」と呼ばれています。それ以来、僕の中でゴールデンフレーズとなっています。

ググれば、普通にビジネスフレーズとして出てくる「6P」ですが、どのタイミングで「誰から聞いたか」って、とっても大事ですね…(苦笑)

リハーサルのときに気を付けた点を下記にまとめました。
(家のリビングでブツブツ呟きながらやったんですけどね)

  1. スライド毎に英語のセリフを書き起こす
  2. 何度かリハーサルして、頭に残ったセリフだけをアンチョコにする
    (自然とそれが重要なところ)
  3. セリフは読まない。覚える
    いとこの兄(家族以上、友人未満くらいの距離感)に話しかけるような自然で丁寧な話しぶりを心がける。
  4. 視線を落としたら最後。オーディエンスのプレッシャーで二度と視線が上げられなくなることを肝に銘じておく。せめてアンチョコみるくらい
  5. 自分が思うよりも、ずっとゆっくり丁寧に話す
  6. 間に困っても、“Ah” とか “Mmmm” とかの無意味な音は発さない
    (むしろ沈黙を利用したいけど、まだスキル的に無理!)

英会話サロンの流れ

  • 自己紹介(1分)…ファシリテーターを務めるくらいの英語バックグランドはあるのか?何者だ?と思われているだろうから、せめて1分以内で軽く、重く、さらっと
  • イントロ(3分)…英語に対する自分の思いと、今日のサロンから持って帰ってもらいたいメッセージを伝える
  • 進め方の説明(3分)
    1.大テーマ(「秋 / Autumn」)を再度伝える
    2.各セッションのディスカッションテーマとなる小テーマ(「秋」に関するテーマ)は進行しながら紹介する
    3.今回は、面白ネタとして『俳句、ことわざ』を英語で紹介しながら、小テーマを発表した。『俳句、ことわざ』を選んだ理由は「海外に出ようとする人は、もれなく日本文化にも強くあるべし」という僕の信条と過去の経験から
    4.小テーマは、馴染みのある、英語での会話がしやすいテーマを選定した。『行楽の秋』『食欲の秋』『読書の秋』『芸術の秋』『スポーツの秋』など。俳句2句を紹介しながら小テーマを発表していく。
  • セッションスタート(1セッション10分x5セッション=50分)…スライド説明(2分/3枚)、ディスカッション準備(2分)、ディスカッション(6分)
  • クロージング(3分、または残り時間で調整

以上で、なんとか目標時間の60分となりました。

https://mokulea-jp.com/english_conversation_self_introduction_/

本セッションスタート!

  • 自己紹介(1分)…ファシリテーターを務めるくらいの英語バックグランドはあるのか?何者だ?と思われているだろうから、せめて1分以内で軽く、重く、さらっと留学経験、過去から現在にいたる海外ビジネスの経験、英語でのプライベートな活動などをお話しします。留学先(米国・シアトル)や赴任先や頻繁な出張先(ハワイ島、ミュンヘン、ローマ、リヨン等)の固有名詞を出すと、参加者との共通項に引っ掛かり、親密度が上がる気がします。アイスブレーキング(緊張ほぐし)の一つの方法ですね。

【便利なフレーズ】
Before going into the session, let me briefly introduce myself.
「本題に入る前に、簡単に自己紹介させて下さい」

  • イントロ(3分)…英語に対する自分の思いと、今日のサロンから持って帰ってもらいたいメッセージを伝える。

    僕にとっては英語は手品です。たねも仕掛けもあるけど、上手に使えるようになれば、世界と意思疎通ができるようになる。まさに魔法のツールです」という、英語に対する強い想いを伝えました。

    「そして、このメッセージこそ、本日、皆さんに持って帰ってもらいたいメッセージとなります」とお伝えしました。

    【便利なフレーズ】
    ”What I want you to take home from the session today is that … “
    「本日、皆さんに持って帰ってもらいたいメッセージは…です」


  • 進め方の説明(3分)
    1.大テーマ(「秋 / Autumn」)を再度伝える2.各セッションのディスカッションテーマとなる小テーマ(「秋」に関するテーマ)は進行しながら紹介する3.今回は、面白ネタとして『俳句、ことわざ』を英語で紹介しながら、小テーマを発表した。『俳句、ことわざ』を選んだ理由は「海外に出ようとする人は、もれなく日本文化にも強くあるべし」という僕の信条と過去の経験から

  • セッションNo.1『行楽の秋』俳句を2句紹介して、ディスカッショントピック「行楽の秋」を伝えて、2分間の準備時間を促す。2分経過後、ブレイクアウトルームに分ける。



セッションNo.2『食欲の秋』俳句を2句紹介して、ディスカッショントピック「食欲の秋」を伝えて、2分間の準備時間を促す。2分経過後、ブレイクアウトルームに分ける。

  •  
  • セッションNo.3『読書の秋』俳句を2句紹介して、ディスカッショントピック「読書の秋」を伝えて、2分間の準備時間を促す。2分経過後、ブレイクアウトルームに分ける。



  • セッションNo.4『芸術の秋』俳句を2句紹介して、ディスカッショントピック「芸術の秋」を伝えて、2分間の準備時間を促す。2分経過後、ブレイクアウトルームに分ける。
  • セッションNo.5『スポーツの秋』俳句を2句紹介して、ディスカッショントピック「スポーツの秋」を伝えて、2分間の準備時間を促す。2分経過後、ブレイクアウトルームに分ける。
  • クロージング(3分、または残り時間で調整)英語サロン・英会話サロン参加者の皆さんの感想は概ね良好でした!(ほっと安心)

    ▼外国人に俳句を説明するときに便利だと思った
    ▼日本のことをもっと知ろうと思った
    ▼「俳句x英語」という組合せが新鮮だった
    ▼ディスカッションできるセッションが多く設けられており、色々な人と話ができたので良かった

英会話サロン・まとめ

前半は英語サロン、英会話サロンについて実体験をもとに紹介しました。後半は、僕が実際にファシリテーターを務めたときの内容をご紹介しました。

ネット検索すると実に色々なサロンが出てきますので、ご自身の学び方に合ったスタイルのサロンを探してみてくださいね。

https://mokulea-jp.com/english_conversation_self_introduction_/